法学部流!議論の作法
議論とは何か。
そう、それは設定された問題(命題という)に対して自然人と自然人が論理的思考に基づいた意見を交換、衝突させ、より洗練された論理を組み立てる作業のことをいう。
どうも、大学生です。
日常で他人(他人と書いてヒトと読む)と会話をしていたり、Twitterを見ていると、ふと思うときがあるのです。
「こいつら、議論する気あんのか」と、、、、。
話が噛み合わないというレベルを超えて、一方的に自分の意見だけを捲し立てて相手の意見を全く聞くこともなく強制終了して勝った気でいる(そもそも勝ち負けなんてない)マスターベーションを公的空間で繰り広げている方々が散見されて、よくもまぁそんなに大胆に自分の低能さ加減を自ら恥ずかしげもなく露呈させているなと感心するような例の枚挙に暇がない2019年も終わり頃ですね。
議論とは何か。そんなことを訊かれても当たり前に使ってる言葉であるからかえって説明が難しかったりしますよね。
この「議論」という活動、しっかり使えればすごい武器になります。
しかも、使いこなすのはそんなに難しくない
そこで、今回は法学部流の議論のお作法を紹介して、上に挙げた凡そ人間と呼ぶにはおこがましい神々たちにも人間のフィールドで「議論」をしていただきたいと思います。参考になれば幸いです。
まず、大前提として「議論」に勝ち負けはありません。
一番初めに紹介した議論の意義がそれを表しています。
目的は「よりよい意見を生む」ことです。
ここが大前提として大切です非常に。
どうしても相手を打ち負かすことに注力しがちになります。やめてください。誰も幸せになれません。それこそマスターベーションになります。
惜しくも破綻した意見であっても、その意見によって別の意見の確からしさが上昇したり、一部分の抜き出し、応用が可能であったりします。
その意味で、敢えて言うなら負けも勝ちです。
本当の意味で敗北するというとしたら、それは意見を発信しないことですね。なんの生産性もありませんね。帰って下さい。南無三。
さて、では大前提としての目的「よりよい意見を生む」を確認した上で次のステップにいきましょう。
次は「問題を設定する」ことです。
この「問題」というのは賛成か反対かに分かれるような問題であればあるほど良いです。議論がしやすくなります。
問題設定がない議論はただのおしゃべりです。帰って下さい。おうちで奥さんが待ってますよ。
そして、ここが法学部流なのですが、相手の意見を肯定することが議論をうまく運ぶコツです。
いいですか?相手の意見をまずは正しいと思い込むことです。
そして、相手の意見が正しいと思い込んだ上で、その意見だとどうなるかを考えます。デメリットですね。
そして、そのデメリットを指摘。自分の意見で解決できるかどうかを考えます。そこで初めて自分の意見を組み込んで発信していきます。
要は後出しです。
これは先ほどの話と矛盾する淵源なのですが、法学部は究極的には説得術を学ぶ学部です。
裁判で相手を言い負かす。社会で相手を言いくるめる。このことに全力を注ぐのが法学部なのです。
そんな法学部が相手を言い負かすために使うのが「後出し」です。
僕はこれを「議論」に応用できると考えました。
よって、これが法学部流!議論の作法になります。
あとは流れです。
相手の更なる意見を待つ。
正しいと仮定して問題点を探る。
以下略
やってみると楽しいもんです。
自分の穴も見つかります。
そして、後出しする事でわかることが、相手の意見を聞いて理解することの重要性です。
これって本当に大切です。
どんな場面でも、およそ人間と関わる以上、必須能力です。
アリストテレスも仰りました。
人間はポリス的動物だと。すなわち、社会的動物なのです。
物事の解決策、打開策は暴力ではなく知恵なのです。
もうすぐクリスマスですね(急)
僕は彼女とお出かけする予定です。
うざ、、、、、
bye〜
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